R7年8月以降の保険証について
・国民健康保険の加入者:R7年7月末以降、
券面に記載されている有効期限で満了
・後期高齢者医療制度の加入者:R7年7月末で有効期限が満了
→マイナ保険証または資格確認書をお持ちください
・マイナ保険証のスマホ搭載対応:当院では対応できません
R7年8月以降の保険証について
・国民健康保険の加入者:R7年7月末以降、
券面に記載されている有効期限で満了
・後期高齢者医療制度の加入者:R7年7月末で有効期限が満了
→マイナ保険証または資格確認書をお持ちください
・マイナ保険証のスマホ搭載対応:当院では対応できません
尿管に石がつまると右または左の腰に痛み
疝痛発作
2hrおきに
強弱を繰り返す
嘔吐、救急搬送
出産に匹敵する痛み
男性では最も痛い病気
尿管と膀胱の間が最も狭い
予防
男性で7人に1人かかる
女性で15人に1人かかる
再発率は10年で60%
1日2L以上の水分
水道水、軟水か
麦茶、ほうじ茶で
コーヒー、紅茶さける
寝る前2時間以内の食事さける
シュウ酸が多いものを避ける
ほうれん草、タケノコ
ナッツ、チョコレート
紅茶、抹茶、コーヒー
カルシウムを適度にとる
アルコール飲むときは
ソフトドリンクも飲む
子宮頚がんは、
毎年約1万人(80人に1人)がかかり、
約3,000人が亡くなっています。
予防接種で、最大90%予防できます。
横浜市の昨年度接種件数:約13万件
経過措置対象者:約24,000名
(2025年3月時点で3回接種が確認できない方)
2022年度から2024年度に1回以上接種した方は
残りの接種を無料で受けられます。
(2026年3月31日まで)
高校1年生:約9,000名
(2025年3月時点で未接種の方)
2626年3月31日までに3回接種が必要なので、
9月までに1回目を接種する必要があります。
院内在庫薬の不足
狭心症薬(4月から1品目が欠品中)
咳止め(6月から1品目が欠品中)
去痰剤
痛風
骨粗しょう症
喘息吸入薬
当院の近隣500m以内には調剤薬局がありません。
在庫薬と不足薬の両方を同じ日にもらうには
すべて院外処方になりますので
ご了承ください。
<インクレチン関連薬>
インクレチン:インスリン分泌を増やす消化管ホルモン
・GIP:膵β細胞に直接作用する、食欲抑制作用
・GLP-1:迷走神経を介してインスリン分泌させる
胃内容物排出を遅らせる、食欲抑制作用
■DPP-4阻害薬
・インクレチンの分解を抑制することで血糖を下げる
・非肥満、インスリン分泌障害で有効
・単独では低血糖少ない
・副反応:浮腫性紅斑、緊満性水泡、滑膜炎、手背足背浮腫
■GLP-1受容体作動薬
・食欲抑制、減量効果
・長時間作用型:リベルサス(1日1回内服)
トルリシティ(週1回皮下注射)
・インスリン分泌低下(Cペプチドインデックス)では
効果が限定的でインスリン注射併用が必要
■GIP/GLP-1受容体作動薬
・マンジャロ(週1回皮下注射)
・副反応:嘔気、便秘など
・非肥満例では、低栄養の危険
<SGLT2阻害薬>
・腎尿細管の糖の再吸収を抑制(血管内の糖を尿に出す)
・インスリン作用を介する薬剤との併用では減量考慮
・腎機能低下(eGFR<45)では効果が乏しい
・食欲低下時や手術前は、休薬
・腎保護効果
・心保護効果
<病態に注意が必要な薬>*重篤な場合は禁忌
・肥満に注意:SU、TZ
・腎機能*に注意:BG、SU、TZ
・肝機能*に注意:BG、SU、TZ
・心不全禁忌:BG、TZ
(SU:グリメピリド、TZ:アクトス、BG:メトホルミン)
<妊娠中の薬>
妊娠初期に薬や放射線に暴露
→薬が原因による奇形は1%
流産の自然発生率は15%
奇形の自然発生率は3%
■妊娠時期
・全か無の時期:受精から妊娠4W
影響が大きいと流産
小さいと修復
形態異常の可能性はない
・催奇形性の時期:妊娠4Wから11W
・胎児毒性の時期:妊娠11W以降
■催奇形性のある薬剤
サリドマイド
男性ホルモン
ビタミンA
ワルファリン
抗てんかん薬
ほか
■胎児毒性のリスク
NSAIDs:ロキソニンなど
ACE阻害薬/AⅡ拮抗薬:レニベース/バルサルタンなど
AG系抗菌薬:アミカシンなど
TC系抗菌薬:クラリスなど
ワルファリン
アルコール
タバコ
過剰なヨード
■禁忌外し
2022年ニフェジピン、アムロジピン
2023年β遮断薬
2025年ドンペリドン
*妊娠後期の鎮痛・解熱には、アセトアミノフェン
*モーラステープ:妊娠後期は禁忌
7月1日から定期接種を開始します。
対象者(今年度65才の方など)には問診票が郵送されます。
生ワクチンまたは組換えワクチンのいずれかを選択します。
接種費用は、
生ワクチン1回4,000円、皮下注射、1回
組換えワクチン1回10,000円、筋肉注射、2回
予約が必要です。
組換えワクチンについては事前に接種費用を預かります。
帯状疱疹ワクチン接種(予防接種法による定期接種)
●使用するワクチンについて
帯状疱疹ワクチンには生ワクチン(阪大微研:乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)、組換えワクチン (GSK 社:シングリックス)の2種類があり、いずれか1種類を接種します。
●接種回数と接種間隔
|
生ワクチン「ビケン」 |
組換えワクチン「シングリックス」 |
接種回数と方法 |
1回(皮下注射) |
2回(筋肉内注射) |
接種間隔 |
- |
2か月以上あけて2回接種 |
接種条件 |
病気や治療によって免疫の低下している方は接種できない。 |
免疫の状態にかかわらず 接種可能。 |
●接種費用
生ワクチン「ビケン」 |
4,000円 |
組換えワクチン「シングリックス」 |
10,000円/回 (2か月以上あけて2回接種) |
●ワクチンの発症予防効果
|
生ワクチン「ビケン」 |
組換えワクチン「シングリックス」 |
接種後1年時点 |
6割程度 |
9割以上 |
接種後5年時点 |
4割程度 |
9割程度 |
接種後10年時点 |
- |
7割程度 |
●帯状疱疹後神経痛に対する効果
|
生ワクチン「ビケン」 |
組換えワクチン「シングリックス」 |
接種後3年時点 |
6割程度 |
9割以上 |
●ワクチンの副反応
発現割合 |
生ワクチン「ビケン」 |
組換えワクチン「シングリックス」 |
70%以上 |
- |
疼痛 |
30%以上 |
発赤 |
発赤、筋肉痛、疲労 |
10%以上 |
掻痒感、熱感、腫脹、疼痛、硬結 |
頭痛、腫脹、悪寒、発熱、胃腸症状 |
1%以上 |
発疹、倦怠感 |
掻痒感、倦怠感、その他の疼痛 |
頻度不明 |
アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎 |
ショック、アナフィラキシー |
産業廃棄物管理票交付状況報告書:6/30までに
市県民税、特別徴収、納期特例(12-5月分):6/10までに
労働保険料:7/10までに
算定基礎届:7/1から7/10までに
賞与支払届:支給日から5日以内に
■新型コロナウイルス感染症
感染経路:1~2mでエアロゾル粒子を吸入
プラスチックなどの環境表面でも比較的安定
潜伏期間:2日←5日
伝播性:発症前から発症後5~10日
症状:咽頭痛、鼻汁、発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛
嗅覚・味覚障害は減った
重症化リスク:高齢
重症例平均72才、死亡例平均86才
悪性腫瘍、糖尿病、肥満、慢性心血管疾患
慢性呼吸器疾患、末期腎不全、免疫不全
■インフルエンザ
発症後48時間以内の迅速診断キット:感度90%
ノイラミニダーゼ阻害薬:発症後48時間以内
重症例やハイリスク患者には投薬すべき
■子宮頚がん
年間1万人発症
毎年2900人死亡
20~30才代
HPVワクチンが有効
■RSウイルス感染症
生後6M未満:重症化しやすい
小児:細気管支炎で入院
初感染後も再感染を繰り返す
健常成人では風邪様の症状のみ
高齢者、慢性呼吸器疾患、慢性心疾患などで
入院や死亡あり
検査:成人では抗原定性検査は感度が低い
ワクチン
・アレックスビー:60才以上または50才以上のハイリスク患者
・アブリスボ:60才以上、妊娠24~36週の妊婦
■麻疹
空気感染、飛沫感染、接触感染
潜伏期間:10日
発熱、咳嗽、鼻汁、結膜充血
コプリック斑
一旦解熱
発疹、耳後部から、顔面、体幹、四肢へ
国外感染:ベトナムほか
■エムポックス
男性間性交渉
男女間性交渉
家庭内感染
げっ歯類や霊長類との直接接触
皮疹:性器、肛門周囲、口腔粘膜
発熱、リンパ節腫脹
■マイコプラズマ感染症
・血清:PA法、1W以上で4倍以上
または単一で320倍以上
・抗原:検出感度80%程度
■溶連菌感染症
・38℃以上の発熱
・咳がない
・圧痛のあるリンパ腫脹
・白苔のある扁桃肥大
・年齢:14才以下
最近も以下の薬の入荷が遅れています。1か月以上入荷しないものもあります。
フスコデ(咳止め)
フェブキソスタット20(痛風)
グレースビット(抗生剤)
シムビコート60吸入(喘息)
ブスコパン10(腹痛)
ヘルベッサーR100(狭心症、高血圧)
カルボシステイン250(去痰剤)
エンレスト100(降圧剤)
ビソプロロール2.5(不整脈、血圧)
メコバラミン500(しびれ)
プランルカスト225(アレルギー、喘息)
など
新型コロナの重症化率と入院患者数
30才代と比較した場合
10才未満:0.5倍
10才代:0.2倍
20才代:0.3倍
30才代:1倍
40才代:4倍
50才代:10倍
60才代:25倍
70才代:47倍
80才代:71倍
90才以上:78倍
2024年1月から12月29日までの入院患者数
基幹定点
1才未満:2,925人
1-4才:1,964人
5-9才:960人
10-14才:575人
15-19才:486人
20-29才:1,290人
30-39才:1,890人
40-49才:2,554人
50-59才:5,598人
60-69才:10,800人
70-79才:27,511人
80才以上:55,858人
厚労省のデータより
帯状疱疹の予防
■乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン)
予防効果
60才代64%、70才代41%、80才以上18%
■組み換えワクチン(シングリックス)
予防効果
50才代97.2%、60才代97.4%、70才代91.3%
80才以上91.4%
■帯状疱疹に対する予防効果
接種後1年時点:生ワクチン、6割程度/組み換えワクチン、9割程度
5年時点:4割程度/9割程度
10年時点:-/7割程度
■帯状疱疹後神経痛に対する効果
接種後3年時点:6割程度/9割以上
■ワクチンの副反応
70%以上:生ワクチン、-/組み換えワクチン、疼痛
30%以上:発赤/発赤、筋肉痛、疲労
10%以上:掻痒感、熱感、腫脹/頭痛、腫脹、発熱
■帯状疱疹ワクチンの定期接種開始
7月から
接種対象者
1.年度内に65才になる方
2.年度内に70,75,80,85,90,95、100才になる方
(5年間の経過措置)
3.60才以上65才未満の方で
ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能に1級相当の障害がある方
4.100才以上の方)R7年度のみ
生ワクチン(ビケン):接種回数1回、皮下注、自己負担額4000円
組み換えワクチン(シングリックス):
接種回数2回(2か月あけて)、筋肉注射、自己負担額1回10000円
6月下旬に対象者へ個別通知を送付
組み換えワクチンはR8年1月までに1回目接種が必要
5月26日(月)午後、27日(火)午後は、中学校の内科健診のため、休診しました。
それぞれ約2時間で約200名ずつ、合計約400名の生徒の健診を行いました。
これで約半数の生徒の健診が終わりました。
アトピー性皮膚炎の方、側弯症の経過観察中の方がいました。
肥満体型の方もいますが、低身長の方が気になりました。
小学生では、成長曲線の記録がありますが、中学生に引き継ぐことはないそうです。
ホルモン治療は10才ごろから始めないと効果がないようなので、
中学生では難しいのでしょうね。
<最近の感染症の動向と対策>
■コロナの反省
国の指揮命令系統がない
情報収集が大事
■新たな感染症が増えている
気候変動と災害
人の移動の活発化
人間の活動範囲の拡大
都市化と人口集中による衛生環境の遅れ
戦争による人道危機
■動物から人に感染するスピルオーバー現象が増加
■COVID-19の現状
夏と冬に流行
主流:オミクロンの派生系
感染力高いが重症化率は低い
高齢者が基礎疾患あると重症化
感染報告は減っているが
入院患者はあまり減っていない
ワクチン:発症予防は限定的だが
重症化・入院予防には有効
年1回は必要
とくに65才以上や基礎疾患ある方
■インフルエンザ
2024-25の流行は1999年以降で最大の流行だった
高齢者:咳96%、高熱がない30%、呼吸困難73%
ワクチン:発症リスクを下げ、重症化へらす
■急性呼吸器感染症ARI
急性上気道炎または下気道炎
5類感染症になった理由
流行の動向
未知の呼吸器感染症の把握
■はしかの再拡大
空気感染
ワクチン2回接種で95%以上予防
2025年の症例では20-30才台が多い
■その他
水ぼうそう
風しん
帯状疱疹
百日咳
2023年のコロナ関連死亡数は5万人
インフルエンザでは年間数千人の死亡
オミクロン株による重症化リスクは
30才代を1とすると
50才代は10倍、60才代は25倍
2024-2025シーズンのJN1ワクチンでは
発症予防効果33%、入院予防効果は45%
<子供の感染症>
1才児:1年間に平均6回風邪をひく
6才くらいで免疫力が大人なみになる
40才以上では免疫力が低下する
感染機会が減るとアレルギー疾患が増える
免疫のバランスがくずれるため
コロナ禍で免疫力が低下している
免疫の発達にある程度の感染は必要
重症感染症はワクチンが必要
<高齢者の感染症>
◆インフルエンザ
毎年ワクチンが必要
怖いのは細菌性肺炎の合併
◆肺炎球菌:鼻咽頭に保菌のことあり
敗血症や髄膜炎になると重症
喘息や慢性閉塞性肺疾患があると6-7倍感染しやすい
ワクチンが有効
◆RSウイルス
2才までにほぼ100%感染
免疫はつかないので
生涯反復感染する
高齢者では重症化しやすい
抗ウイルス薬はない
50才以上で基礎疾患があるか
60才以上の方ではワクチンがある
<百日咳>
乳児では重症化しやすい
抗菌薬が効きにくい耐性菌が増えている
大人:咳き込み、嘔吐、肋骨骨折
2週間以上長引く咳に注意
心不全治療:日内会誌2025、日循GL2025
<左室駆出率EFによる層別化>
・HFrEF:EF40%未満
・HFmrEF:EF41-49%
・HFpEF:EF50%以上
<HFrEF>
ACE(エナラプリルなど)、ARB(カンデサルタン)、
MRA(スピロノラクトンなど)、BB(ビソプロロールなど)
<HFpEF>
HT(血圧)、CAD(虚血)、AF(心房細動)、弁膜症の治療
利尿薬、SGLT2阻害薬、ARNI
<ARNI>(サクビトリルバルサルタン)
アンジオテンシンの作用抑制
Na利尿ホルモン濃度上昇による
心筋、腎臓、血管の保護作用
<SGLT2阻害薬>(ダパグリフロジンなど)
利尿効果、腎保護効果、体重減少
EFに関係なく心不全再入院を予防
<MRA>
心血管系の線維化やリモデリングの抑制
HFmrEF、HFpEFにおいても再入院予防効果あり
<リバースリモデリング>
心臓の動きの回復
BBが有効
BBの増量が困難で脈拍75以上では
イバブラジンの導入
R7年度定期予防接種
◆二種混合(ジフテリア・破傷風):2期(11~13才未満)
◆日本脳炎2期(9~13才未満)
・救済措置:H17年4月2日~H19年4月1日生まれの方
20才までに1期3回、2期1回の未接種分を接種可能
◆子宮頚がん予防(小6から高1女子)
・経過措置(R8年3月31日まで)
H9年4月2日~H21年4月1日生まれで
R4年4月1日~R7年3月31日までに1回以上接種した方
未接種分を接種可能
◆肺炎球菌ワクチン
・65才の誕生日から66才の誕生日の前日までに接種
◆横浜市風しん対策事業(抗体検査・予防接種)
・R7年7月1日からR8年3月31日まで
・中学1年生以上
・妊娠希望の女性またはそのパートナーおよび同居家族
・妊婦のパートナーおよび同居家族
〇予防接種:3300円
・過去に2回以上接種した方は対象外
・この事業の利用は一度のみ
・抗体検査は不要
〇抗体検査:無料
◆風しん追加的対策事業(第5期定期接種)
S37年4月2日~S54年4月1日生まれの男性
R7年3月31日までに抗体検査を受けて接種対象の方
R9年3月31日まで予防接種が可能
◆帯状疱疹予防
R7年7月以降に予定
子宮頚がん予防(HPV)ワクチン
キャッチアップ接種の経過措置について
対象者
1.横浜市に住民登録がある
2.H9年4月2日からH21年4月1日生まれ
3.R4年4月1日からR7年3月31日までに
HPVワクチンを1回以上接種した
実施期間
R7年4月1日からR8年3月31日
H9~20年度生まれの方について
2025年3月31日までに
HPVワクチンを1回以上接種した方は
2025年4月から2026年3月末までに
残りの接種を公費で受けられることに
なりました。
■慢性疾患の増加
スコットランド2007年
65才までにほぼすべての人が
複数の慢性疾患あり
75才以上では5種類以上の
慢性疾患保有者が1/3
現在の日本でははるかに多い
と思われる
■対応
・multi-problem症例:複数の疾患があり
心理社会的背景を有する
・multimorbidity:複数の慢性疾患があり
中心となる疾患・症候が設定し難い状態
日本では高齢者の60%
ポリファーマシーの増加、
QOLの低下、
死亡率の上昇と関連あり
・困難事例:
患者自身の問題
患者の状況
家族などの介護者
支援する専門職との関係性
・対応法
本人の意向・大切にすることを聞く
介護保険サービスの利用
家族の意見
多職種による介入
治療の優先順位を提示
■アリアドネの原則
1.患者の状態、治療、性格、背景の相互作用評価
2.患者のし好を考慮した健康問題の優先順位付け
3.診断、治療、予防における現実的な目標を設定
■3つの原則
1.全体を全体のままとらえ、相互作用を重視する
2.疾病負担と治療負担を考慮する
3.ケアの目標を患者や家族と考える
〇治療負担
指示通りの内服、食事、運動の遵守、検査を受ける
通院する
〇キャパシティ
医療者の指示を適切に理解する
決められた内服や治療、通院内容を守る
支える家族の余裕や能力
★全体最適のためには個別の問題に行うべき
ことの多くをあえて実行しないことで
折り合う必要がある★
〇実際の現場
望ましい治療負担を受け止めきれない
何かを改善するための介入が他の要素に悪影響する
治療負担の増大を許容してでも疾病負担を改善するのか
ADL低下を許容しても生命の延長をとるのか
生命予後は妥協しても現在のQOL維持を優先するのか
病状の悪化を覚悟しても治療負担を減らして
余裕資金と時間、体力を捻出して
旅行や美食に回したいのか
★患者の価値判断に基づく共同意思決定が必要、
適切でわかりやすい情報提供をしつつ、
後悔のない、納得のいく決断の支援を行うこと★
年末から咳止めが入荷しません。年明けも咳止めが入ってきません。本日、院外処方で咳止めを出しましたが、近隣の調剤薬局にもまったく咳止めがないそうです。
また、循環器疾患で使っている、ジルチアゼムも12月から入荷がありません。