2025年8月13日水曜日

R7年8月以降の保険証について

 R7年8月以降の保険証について


・国民健康保険の加入者:R7年7月末以降、

  券面に記載されている有効期限で満了

・後期高齢者医療制度の加入者:R7年7月末で有効期限が満了


→マイナ保険証または資格確認書をお持ちください


・マイナ保険証のスマホ搭載対応:当院では対応できません


2025年8月10日日曜日

尿管結石

 尿管に石がつまると右または左の腰に痛み

疝痛発作

2hrおきに

強弱を繰り返す

嘔吐、救急搬送

出産に匹敵する痛み

男性では最も痛い病気

尿管と膀胱の間が最も狭い


予防

男性で7人に1人かかる

女性で15人に1人かかる

再発率は10年で60%

1日2L以上の水分

水道水、軟水か

麦茶、ほうじ茶で

コーヒー、紅茶さける

寝る前2時間以内の食事さける


シュウ酸が多いものを避ける

ほうれん草、タケノコ

ナッツ、チョコレート

紅茶、抹茶、コーヒー


カルシウムを適度にとる


アルコール飲むときは

ソフトドリンクも飲む

2025年8月2日土曜日

子宮頚がん予防ワクチンのお知らせ

 子宮頚がんは、

毎年約1万人(80人に1人)がかかり、

約3,000人が亡くなっています。


予防接種で、最大90%予防できます。

横浜市の昨年度接種件数:約13万件


経過措置対象者:約24,000名

(2025年3月時点で3回接種が確認できない方)

2022年度から2024年度に1回以上接種した方は

残りの接種を無料で受けられます。

(2026年3月31日まで)


高校1年生:約9,000名

(2025年3月時点で未接種の方)

2626年3月31日までに3回接種が必要なので、

9月までに1回目を接種する必要があります。


2025年8月1日金曜日

院内在庫薬の不足

 院内在庫薬の不足


狭心症薬(4月から1品目が欠品中)

咳止め(6月から1品目が欠品中)

去痰剤

痛風

骨粗しょう症

喘息吸入薬


当院の近隣500m以内には調剤薬局がありません。

在庫薬と不足薬の両方を同じ日にもらうには

すべて院外処方になりますので

ご了承ください。


2025年7月12日土曜日

糖尿病の治療

 <インクレチン関連薬>

インクレチン:インスリン分泌を増やす消化管ホルモン

・GIP:膵β細胞に直接作用する、食欲抑制作用

・GLP-1:迷走神経を介してインスリン分泌させる

     胃内容物排出を遅らせる、食欲抑制作用


■DPP-4阻害薬

・インクレチンの分解を抑制することで血糖を下げる

・非肥満、インスリン分泌障害で有効

・単独では低血糖少ない

・副反応:浮腫性紅斑、緊満性水泡、滑膜炎、手背足背浮腫



■GLP-1受容体作動薬

・食欲抑制、減量効果

・長時間作用型:リベルサス(1日1回内服)

        トルリシティ(週1回皮下注射)

・インスリン分泌低下(Cペプチドインデックス)では

 効果が限定的でインスリン注射併用が必要


■GIP/GLP-1受容体作動薬

・マンジャロ(週1回皮下注射)

・副反応:嘔気、便秘など

・非肥満例では、低栄養の危険


<SGLT2阻害薬>

・腎尿細管の糖の再吸収を抑制(血管内の糖を尿に出す)

・インスリン作用を介する薬剤との併用では減量考慮

・腎機能低下(eGFR<45)では効果が乏しい

・食欲低下時や手術前は、休薬

・腎保護効果

・心保護効果


<病態に注意が必要な薬>*重篤な場合は禁忌

・肥満に注意:SU、TZ

・腎機能*に注意:BG、SU、TZ

・肝機能*に注意:BG、SU、TZ

・心不全禁忌:BG、TZ

(SU:グリメピリド、TZ:アクトス、BG:メトホルミン)


2025年7月6日日曜日

妊娠中の薬

 <妊娠中の薬>

妊娠初期に薬や放射線に暴露

→薬が原因による奇形は1%

流産の自然発生率は15%

奇形の自然発生率は3%

■妊娠時期

・全か無の時期:受精から妊娠4W

  影響が大きいと流産

  小さいと修復

  形態異常の可能性はない

・催奇形性の時期:妊娠4Wから11W

・胎児毒性の時期:妊娠11W以降


■催奇形性のある薬剤

サリドマイド

男性ホルモン

ビタミンA

ワルファリン

抗てんかん薬

ほか


■胎児毒性のリスク

NSAIDs:ロキソニンなど

ACE阻害薬/AⅡ拮抗薬:レニベース/バルサルタンなど

AG系抗菌薬:アミカシンなど

TC系抗菌薬:クラリスなど

ワルファリン

アルコール

タバコ

過剰なヨード


■禁忌外し

2022年ニフェジピン、アムロジピン

2023年β遮断薬

2025年ドンペリドン


*妊娠後期の鎮痛・解熱には、アセトアミノフェン


*モーラステープ:妊娠後期は禁忌


2025年7月2日水曜日

帯状疱疹ワクチン

 7月1日から定期接種を開始します。


対象者(今年度65才の方など)には問診票が郵送されます。


生ワクチンまたは組換えワクチンのいずれかを選択します。


接種費用は、


生ワクチン1回4,000円、皮下注射、1回


組換えワクチン1回10,000円、筋肉注射、2回


予約が必要です。


組換えワクチンについては事前に接種費用を預かります。

2025年6月29日日曜日

帯状疱疹ワクチン接種(予防接種法による定期接種)

 帯状疱疹ワクチン接種(予防接種法による定期接種)

●使用するワクチンについて

 帯状疱疹ワクチンには生ワクチン(阪大微研:乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)、組換えワクチン (GSK 社:シングリックス)の2種類があり、いずれか1種類を接種します。

●接種回数と接種間隔

 

生ワクチン「ビケン」

組換えワクチン「シングリックス」

接種回数と方法

1回(皮下注射)

2回(筋肉内注射)

接種間隔

2か月以上あけて2回接種

接種条件

病気や治療によって免疫の低下している方は接種できない。

免疫の状態にかかわらず

接種可能。

●接種費用

生ワクチン「ビケン」

4,000

組換えワクチン「シングリックス」

10,000/

2か月以上あけて2回接種)

 

●ワクチンの発症予防効果

 

生ワクチン「ビケン」

組換えワクチン「シングリックス」

接種後1年時点

6割程度

9割以上

接種後5年時点

4割程度

9割程度

接種後10年時点

7割程度

●帯状疱疹後神経痛に対する効果

 

生ワクチン「ビケン」

組換えワクチン「シングリックス」

接種後3年時点

6割程度

9割以上

 

●ワクチンの副反応

発現割合

生ワクチン「ビケン」

組換えワクチン「シングリックス」

70%以上

疼痛

30%以上

発赤

発赤、筋肉痛、疲労

10%以上

掻痒感、熱感、腫脹、疼痛、硬結

頭痛、腫脹、悪寒、発熱、胃腸症状

1%以上

発疹、倦怠感

掻痒感、倦怠感、その他の疼痛

頻度不明

アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎

ショック、アナフィラキシー

2025年6月24日火曜日

6-7月の仕事

 産業廃棄物管理票交付状況報告書:6/30までに

市県民税、特別徴収、納期特例(12-5月分):6/10までに

労働保険料:7/10までに

算定基礎届:7/1から7/10までに

賞与支払届:支給日から5日以内に


2025年6月14日土曜日

コロナパンデミック後の感染症

■新型コロナウイルス感染症

感染経路:1~2mでエアロゾル粒子を吸入

プラスチックなどの環境表面でも比較的安定

潜伏期間:2日←5日

伝播性:発症前から発症後5~10日

症状:咽頭痛、鼻汁、発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛

嗅覚・味覚障害は減った

重症化リスク:高齢

重症例平均72才、死亡例平均86才

悪性腫瘍、糖尿病、肥満、慢性心血管疾患

慢性呼吸器疾患、末期腎不全、免疫不全


■インフルエンザ

発症後48時間以内の迅速診断キット:感度90%

ノイラミニダーゼ阻害薬:発症後48時間以内

重症例やハイリスク患者には投薬すべき


■子宮頚がん

年間1万人発症

毎年2900人死亡

20~30才代

HPVワクチンが有効


■RSウイルス感染症

生後6M未満:重症化しやすい

小児:細気管支炎で入院

初感染後も再感染を繰り返す

健常成人では風邪様の症状のみ

高齢者、慢性呼吸器疾患、慢性心疾患などで

入院や死亡あり

検査:成人では抗原定性検査は感度が低い

ワクチン

・アレックスビー:60才以上または50才以上のハイリスク患者

・アブリスボ:60才以上、妊娠24~36週の妊婦


■麻疹

空気感染、飛沫感染、接触感染

潜伏期間:10日

発熱、咳嗽、鼻汁、結膜充血

コプリック斑

一旦解熱

発疹、耳後部から、顔面、体幹、四肢へ

国外感染:ベトナムほか


■エムポックス

男性間性交渉

男女間性交渉

家庭内感染

げっ歯類や霊長類との直接接触

皮疹:性器、肛門周囲、口腔粘膜

発熱、リンパ節腫脹


■マイコプラズマ感染症

・血清:PA法、1W以上で4倍以上

 または単一で320倍以上

・抗原:検出感度80%程度


■溶連菌感染症

・38℃以上の発熱

・咳がない

・圧痛のあるリンパ腫脹

・白苔のある扁桃肥大

・年齢:14才以下


2025年6月2日月曜日

薬剤不足

 最近も以下の薬の入荷が遅れています。1か月以上入荷しないものもあります。

フスコデ(咳止め)

フェブキソスタット20(痛風)

グレースビット(抗生剤)

シムビコート60吸入(喘息)

ブスコパン10(腹痛)

ヘルベッサーR100(狭心症、高血圧)

カルボシステイン250(去痰剤)

エンレスト100(降圧剤)

ビソプロロール2.5(不整脈、血圧)

メコバラミン500(しびれ)

プランルカスト225(アレルギー、喘息)

など


2025年6月1日日曜日

新型コロナの重症化率と入院患者数

 新型コロナの重症化率と入院患者数


30才代と比較した場合

10才未満:0.5倍

10才代:0.2倍

20才代:0.3倍

30才代:1倍

40才代:4倍

50才代:10倍

60才代:25倍

70才代:47倍

80才代:71倍

90才以上:78倍


2024年1月から12月29日までの入院患者数

基幹定点

1才未満:2,925人

1-4才:1,964人

5-9才:960人

10-14才:575人

15-19才:486人

20-29才:1,290人

30-39才:1,890人

40-49才:2,554人

50-59才:5,598人

60-69才:10,800人

70-79才:27,511人

80才以上:55,858人


厚労省のデータより

2025年5月28日水曜日

帯状疱疹の予防

 帯状疱疹の予防


■乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン)

予防効果

60才代64%、70才代41%、80才以上18%


■組み換えワクチン(シングリックス)

予防効果

50才代97.2%、60才代97.4%、70才代91.3%

80才以上91.4%


■帯状疱疹に対する予防効果

接種後1年時点:生ワクチン、6割程度/組み換えワクチン、9割程度

5年時点:4割程度/9割程度

10年時点:-/7割程度


■帯状疱疹後神経痛に対する効果

接種後3年時点:6割程度/9割以上


■ワクチンの副反応

70%以上:生ワクチン、-/組み換えワクチン、疼痛

30%以上:発赤/発赤、筋肉痛、疲労

10%以上:掻痒感、熱感、腫脹/頭痛、腫脹、発熱


■帯状疱疹ワクチンの定期接種開始

7月から

接種対象者

1.年度内に65才になる方

2.年度内に70,75,80,85,90,95、100才になる方

(5年間の経過措置)

3.60才以上65才未満の方で

ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能に1級相当の障害がある方

4.100才以上の方)R7年度のみ


生ワクチン(ビケン):接種回数1回、皮下注、自己負担額4000円

組み換えワクチン(シングリックス):

接種回数2回(2か月あけて)、筋肉注射、自己負担額1回10000円

6月下旬に対象者へ個別通知を送付

組み換えワクチンはR8年1月までに1回目接種が必要


2025年5月27日火曜日

学校健診

 5月26日(月)午後、27日(火)午後は、中学校の内科健診のため、休診しました。

それぞれ約2時間で約200名ずつ、合計約400名の生徒の健診を行いました。

これで約半数の生徒の健診が終わりました。

アトピー性皮膚炎の方、側弯症の経過観察中の方がいました。

肥満体型の方もいますが、低身長の方が気になりました。

小学生では、成長曲線の記録がありますが、中学生に引き継ぐことはないそうです。

ホルモン治療は10才ごろから始めないと効果がないようなので、

中学生では難しいのでしょうね。

2025年5月24日土曜日

最近の感染症の動向と対策

 <最近の感染症の動向と対策>

■コロナの反省

国の指揮命令系統がない

情報収集が大事


■新たな感染症が増えている

気候変動と災害

人の移動の活発化

人間の活動範囲の拡大

都市化と人口集中による衛生環境の遅れ

戦争による人道危機



■動物から人に感染するスピルオーバー現象が増加


■COVID-19の現状

夏と冬に流行

主流:オミクロンの派生系

感染力高いが重症化率は低い

高齢者が基礎疾患あると重症化

感染報告は減っているが

入院患者はあまり減っていない

ワクチン:発症予防は限定的だが

重症化・入院予防には有効

年1回は必要

とくに65才以上や基礎疾患ある方


■インフルエンザ

2024-25の流行は1999年以降で最大の流行だった

高齢者:咳96%、高熱がない30%、呼吸困難73%

ワクチン:発症リスクを下げ、重症化へらす


■急性呼吸器感染症ARI

急性上気道炎または下気道炎

5類感染症になった理由

流行の動向

未知の呼吸器感染症の把握


■はしかの再拡大

空気感染

ワクチン2回接種で95%以上予防

2025年の症例では20-30才台が多い


■その他

水ぼうそう

風しん

帯状疱疹

百日咳


2025年5月23日金曜日

コロナ感染で今なお30人に1人亡くなる

 2023年のコロナ関連死亡数は5万人

インフルエンザでは年間数千人の死亡

オミクロン株による重症化リスクは

30才代を1とすると

50才代は10倍、60才代は25倍

2024-2025シーズンのJN1ワクチンでは

発症予防効果33%、入院予防効果は45%

2025年5月18日日曜日

「高齢者も気を付けたい小児感染症」

 <子供の感染症>

1才児:1年間に平均6回風邪をひく

6才くらいで免疫力が大人なみになる

40才以上では免疫力が低下する

感染機会が減るとアレルギー疾患が増える

免疫のバランスがくずれるため

コロナ禍で免疫力が低下している

免疫の発達にある程度の感染は必要

重症感染症はワクチンが必要


<高齢者の感染症>

◆インフルエンザ

毎年ワクチンが必要

怖いのは細菌性肺炎の合併

◆肺炎球菌:鼻咽頭に保菌のことあり

敗血症や髄膜炎になると重症

喘息や慢性閉塞性肺疾患があると6-7倍感染しやすい

ワクチンが有効

◆RSウイルス

2才までにほぼ100%感染

免疫はつかないので

生涯反復感染する

高齢者では重症化しやすい

抗ウイルス薬はない

50才以上で基礎疾患があるか

60才以上の方ではワクチンがある


<百日咳>

乳児では重症化しやすい

抗菌薬が効きにくい耐性菌が増えている

大人:咳き込み、嘔吐、肋骨骨折

2週間以上長引く咳に注意


2025年5月3日土曜日

心不全治療

 心不全治療:日内会誌2025、日循GL2025

<左室駆出率EFによる層別化>

・HFrEF:EF40%未満

・HFmrEF:EF41-49%

・HFpEF:EF50%以上

<HFrEF>

ACE(エナラプリルなど)、ARB(カンデサルタン)、

MRA(スピロノラクトンなど)、BB(ビソプロロールなど)

<HFpEF>

HT(血圧)、CAD(虚血)、AF(心房細動)、弁膜症の治療

利尿薬、SGLT2阻害薬、ARNI

<ARNI>(サクビトリルバルサルタン)

アンジオテンシンの作用抑制

Na利尿ホルモン濃度上昇による

心筋、腎臓、血管の保護作用

<SGLT2阻害薬>(ダパグリフロジンなど)

利尿効果、腎保護効果、体重減少

EFに関係なく心不全再入院を予防

<MRA>

心血管系の線維化やリモデリングの抑制

HFmrEF、HFpEFにおいても再入院予防効果あり

<リバースリモデリング>

心臓の動きの回復

BBが有効

BBの増量が困難で脈拍75以上では

イバブラジンの導入

5月、6月の休診

 学校健診のため、

5月13日(火)終日

5月26日(月)午後

5月27日(火)午後

6月9日(月)終日

6月23日(月)午後

6月24日(火)午後

休診します。


2025年4月19日土曜日

学校健診

 4月17日、第1回学校健診(高校)、生徒にカタカナの人が増えましたが、今回から養護の先生もカタカナの名前の先生。腰痛や側弯症で受診のおすすめの生徒が数名。

2025年4月5日土曜日

R7年度定期予防接種

 R7年度定期予防接種


◆二種混合(ジフテリア・破傷風):2期(11~13才未満)


◆日本脳炎2期(9~13才未満)

・救済措置:H17年4月2日~H19年4月1日生まれの方

 20才までに1期3回、2期1回の未接種分を接種可能


◆子宮頚がん予防(小6から高1女子)

・経過措置(R8年3月31日まで)

 H9年4月2日~H21年4月1日生まれで

 R4年4月1日~R7年3月31日までに1回以上接種した方

 未接種分を接種可能


◆肺炎球菌ワクチン

・65才の誕生日から66才の誕生日の前日までに接種


◆横浜市風しん対策事業(抗体検査・予防接種)

・R7年7月1日からR8年3月31日まで

・中学1年生以上

・妊娠希望の女性またはそのパートナーおよび同居家族

・妊婦のパートナーおよび同居家族

〇予防接種:3300円

・過去に2回以上接種した方は対象外

・この事業の利用は一度のみ

・抗体検査は不要

〇抗体検査:無料


◆風しん追加的対策事業(第5期定期接種)

S37年4月2日~S54年4月1日生まれの男性

R7年3月31日までに抗体検査を受けて接種対象の方

R9年3月31日まで予防接種が可能


◆帯状疱疹予防

R7年7月以降に予定

2025年3月20日木曜日

子宮頚がん予防(HPV)ワクチン :キャッチアップ接種の経過措置について

 子宮頚がん予防(HPV)ワクチン

キャッチアップ接種の経過措置について


対象者

1.横浜市に住民登録がある

2.H9年4月2日からH21年4月1日生まれ

3.R4年4月1日からR7年3月31日までに

HPVワクチンを1回以上接種した


実施期間

R7年4月1日からR8年3月31日


2025年2月11日火曜日

2月11日、休日診療所にて

 風邪症状の方のほとんどがコロナ陽性でした。

子宮頚がんワクチン経過措置のお知らせ

 H9~20年度生まれの方について

2025年3月31日までに

HPVワクチンを1回以上接種した方は

2025年4月から2026年3月末までに

残りの接種を公費で受けられることに

なりました。


2025年2月1日土曜日

2025年1月12日日曜日

高齢化による困難症例の増加

 ■慢性疾患の増加

スコットランド2007年

65才までにほぼすべての人が

複数の慢性疾患あり

75才以上では5種類以上の

慢性疾患保有者が1/3


現在の日本でははるかに多い

と思われる


■対応

・multi-problem症例:複数の疾患があり

心理社会的背景を有する


・multimorbidity:複数の慢性疾患があり

中心となる疾患・症候が設定し難い状態

日本では高齢者の60%

ポリファーマシーの増加、

QOLの低下、

死亡率の上昇と関連あり


・困難事例:

患者自身の問題

患者の状況

家族などの介護者

支援する専門職との関係性


・対応法

本人の意向・大切にすることを聞く

介護保険サービスの利用

家族の意見

多職種による介入

治療の優先順位を提示


■アリアドネの原則

1.患者の状態、治療、性格、背景の相互作用評価

2.患者のし好を考慮した健康問題の優先順位付け

3.診断、治療、予防における現実的な目標を設定


■3つの原則

1.全体を全体のままとらえ、相互作用を重視する

2.疾病負担と治療負担を考慮する

3.ケアの目標を患者や家族と考える


〇治療負担

指示通りの内服、食事、運動の遵守、検査を受ける

通院する

〇キャパシティ

医療者の指示を適切に理解する

決められた内服や治療、通院内容を守る

支える家族の余裕や能力

★全体最適のためには個別の問題に行うべき

ことの多くをあえて実行しないことで

折り合う必要がある★


〇実際の現場

望ましい治療負担を受け止めきれない

何かを改善するための介入が他の要素に悪影響する

治療負担の増大を許容してでも疾病負担を改善するのか

ADL低下を許容しても生命の延長をとるのか

生命予後は妥協しても現在のQOL維持を優先するのか

病状の悪化を覚悟しても治療負担を減らして

余裕資金と時間、体力を捻出して

旅行や美食に回したいのか

★患者の価値判断に基づく共同意思決定が必要、

適切でわかりやすい情報提供をしつつ、

後悔のない、納得のいく決断の支援を行うこと★


2025年1月6日月曜日

咳止め、ほか、くすりがありません。

 年末から咳止めが入荷しません。年明けも咳止めが入ってきません。本日、院外処方で咳止めを出しましたが、近隣の調剤薬局にもまったく咳止めがないそうです。

また、循環器疾患で使っている、ジルチアゼムも12月から入荷がありません。