2025年7月6日日曜日

妊娠中の薬

 <妊娠中の薬>

妊娠初期に薬や放射線に暴露

→薬が原因による奇形は1%

流産の自然発生率は15%

奇形の自然発生率は3%

■妊娠時期

・全か無の時期:受精から妊娠4W

  影響が大きいと流産

  小さいと修復

  形態異常の可能性はない

・催奇形性の時期:妊娠4Wから11W

・胎児毒性の時期:妊娠11W以降


■催奇形性のある薬剤

サリドマイド

男性ホルモン

ビタミンA

ワルファリン

抗てんかん薬

ほか


■胎児毒性のリスク

NSAIDs:ロキソニンなど

ACE阻害薬/AⅡ拮抗薬:レニベース/バルサルタンなど

AG系抗菌薬:アミカシンなど

TC系抗菌薬:クラリスなど

ワルファリン

アルコール

タバコ

過剰なヨード


■禁忌外し

2022年ニフェジピン、アムロジピン

2023年β遮断薬

2025年ドンペリドン


*妊娠後期の鎮痛・解熱には、アセトアミノフェン


*モーラステープ:妊娠後期は禁忌