2026年8月13日木曜日

植え込み型除細動器(ICD)と自動車運転

 植え込み型除細動器(ICD)と自動車運転


1960年道路交通法

てんかんや精神疾患などは絶対的欠格事由

病気があるだけで運転免許取得不可


2001年道路交通法改正

病気があっても安全に運転できるかを個別に判断

不整脈による失神やICD患者も運転適性評価の対象


現在、ICD患者が一律に運転禁止ではない。

植え込みの理由やその後の作動状況によって

一定期間の運転制限はあるが

その後の状態が安定していれば運転は認められる。


ICD患者の調査では

運転免許を保有している患者の3割が公安委員会への

届け出を行っていなかった。

運転を希望する患者は、

診断書を公安委員会に提出し一定期間の運転が

認められます。


2026年8月12日水曜日

健康保険証の有効期限切れ

従来の健康保険証はすべて有効期限が終了しています。

有効期限切れの健康保険証を持参しても受診できるという

暫定的な取り扱いをしてきましたが、

この取り扱いは、R8年7月31日をもって終了しました。

次回からマイナ保険証または資格確認書を必ず持参してください。

2026年8月1日土曜日

おくすりが不足しています

 おくすりが不足しています


●製造中止

・エチゾラム(抗不安薬):他メーカーに変更

・ブスコパン(腹痛治療薬):後発品に変更

・イドメシンコーワクリーム/ゾル:同種同効薬に変更

・ネリザ軟膏(痔治療薬):同種同効薬に変更

・バルサルタン(降圧剤):他メーカーに変更

・ヘパリン類似物質スプレー:他メーカーに変更

・マックターゼ(消化酵素):同じ成分の薬なし

・ミグリトールOD50(糖尿病治療薬):普通錠に変更


●欠品

・パスタロンソフト軟膏

・テラムロAP(降圧剤):アムロジピンとテルミサルタンに変更

・プランルカスト(抗アレルギー剤):他メーカーに変更

・ラックビー(整腸剤):同種同効薬に変更


2026年7月24日金曜日

医療情報の見分け方講座

 <神奈川県保険医協会/第5回市民公開講座>

「医療情報の見分け方講座 

~その医療情報、フェイクかも!?

家族を守る視点を身につけよう!~」 


●テーマ:「健康・医療情報の見極め方・向き合い方―がんの免疫療法を中心に」

演者:日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科 教授 勝俣 範之 氏


厚生労働省eJIM(イージム):

民間療法をはじめとする相補(補完)・代替療法と、

どのように向き合い、利用したらよいのかどうかを考えるために、

エビデンス(根拠)に基づいた情報を紹介


がんの治療

1.標準的治療がベスト

2.治験:次に考えてもよい

3.先進医療:あまり期待できない

4.自由診療:まったく期待できない


がん拠点病院


腫瘍内科


がんの「ニセ医療」

・保険が効かない

・「がんが消えた!治った!

・体験談(医療広告で禁止)



●テーマ:「補完代替療法への自衛策」

演者:弁護士法人御堂筋法律事務所 弁護士 山崎 祥光氏


危ないのは

・標準的治療を否定する

・病気の予防、治療に効果があるとうたっている

・個人の体験談をのせている

・今だけ、今回割引、など強引な勧誘


怪しいサプリメント:消費者センターに相談を

2026年7月22日水曜日

クマを森から出さないためには

 ●クマを森から出さないためには

クマの分布域

40年間でヒグマ1.9倍、ツキノワグマ2倍に拡大


原因

・森の拡大:人間活動が衰退し、耕作地が森に戻った

・緩衝地帯の消滅:クマが分布していた奥山の手前に

  中山間地域での農林業活動の消滅

・1999年クマ捕獲上限の設定により獲りすぎないことに


北東北特有の原因

・ドングリの不作

・住人が去った集落跡や高齢化した農山村には

  収穫されないカキやクリの果実が多い


対策

・クマの正しい姿を知る

・行政:専門知識を持った職員の配置

・すみわけ:集落周辺に緩衝地帯(ゾーニング)を復活

  人里周辺のクマの捕獲

  人里周辺の森林の整備


野生動物の問題は自然災害と同様に考えるべき

100年に1回の大雨に備えて堤防を強化すると同様に

数年に1回のドングリの不作に備えて

ゾーニングを実現維持、誘因物や侵入経路を除去すること



2026年7月21日火曜日

クマ外傷

 ●クマ外傷

秋田県では2025年度67例

全国最多の被害


命に別状はなかったというが

鋭利な爪による引き裂き傷

牙による咬創

巨体による体当たりや転倒による鈍的外傷


救命できても

顔面変形

失明

高次脳機能障害

精神的後遺症


ツキノワグマ

オス成獣

頭胴長110-140cm

体重60-120kg

時速50kmで走る


受傷部位

クマは本能的に対象の頭頚部を狙う習性あり

顔面の受傷が86%

上肢67%

頭部63%


顔面損傷

上顎骨、下顎骨、頬骨の開放骨折

眼球破裂、涙道断裂、顔面神経麻痺


上肢損傷

前腕の開放骨折、筋断裂、神経損傷


頚部損傷

気管損傷、食道損傷、頚動脈損傷

2026年7月9日木曜日

睡眠時無呼吸症候群

 睡眠時無呼吸症候群


分類

・睡眠時無呼吸:睡眠中の10秒以上の気流停止

・低呼吸:10秒以上の30%気流低下+3%以上の酸素飽和度低下


AHI:無呼吸低呼吸指数

睡眠1時間当たりの無呼吸と低呼吸の総数


診断

・OSA:閉塞性睡眠時無呼吸

 →眠気や疲労感がなくてもAHIが15以上で閉塞性優位

 (気流停止時に呼吸運動が持続している)

・軽症:AHI≧5、中等症:≧15、重症:≧30


REI:呼吸障害指数

在宅睡眠時無呼吸検査における測定1時間当たりの呼吸障害の回数


CPAP保険適用基準:R8年6月

AHIが15以上、あるいはREIが30以上で日中の傾眠