新型コロナウイルスのワクチン接種について2021年3月24日更新
横浜市のホームページより
高齢者接種について(令和3年度に65才以上になる方)
個別通知:4月下旬から80才以上から順次発送
予約方法:後日お知らせ
5月中旬から集団接種開始
接種会場:都筑区は都筑公会堂
病院及び診療所の個別接種については、6月以降に開始予定
問い合わせ先:0120-045-070、9時から19時、土日祝日を含む
新型コロナウイルスのワクチン接種について2021年3月24日更新
横浜市のホームページより
高齢者接種について(令和3年度に65才以上になる方)
個別通知:4月下旬から80才以上から順次発送
予約方法:後日お知らせ
5月中旬から集団接種開始
接種会場:都筑区は都筑公会堂
病院及び診療所の個別接種については、6月以降に開始予定
問い合わせ先:0120-045-070、9時から19時、土日祝日を含む
日本感染症学会
COVID-19ワクチンに関する提言、第2版
●ワクチンの有効性
ファイザーとモデルナのワクチン:有効率90%以上
COVID-19発症を指標としたもので、感染を指標としたものではない。
ワクチン接種者でも不顕性感染が起き、感染源になる可能性はある。
●今後の課題:
重症化予防効果
75才以上の高齢者での有効性
基礎疾患のある方での有効性
アジア系での有効性
免疫持続性について
●変異株
イギリスの変異株:感染力が36-75%上昇、ワクチンの有効性には大きな影響はない。
南アフリカ、ブラジルの変異株:ワクチンの有効性に影響が出る可能性あり。
●安全性:
日本の臨床試験における有害事象
ファイザーのワクチン
注射部位疼痛70-80%、疲労40-60%、頭痛30-40%など
高度のものは1-3%程度
発熱は10-30%、38.9℃以上は2回目で0.9%
●アナフィラキシー
米国:100万接種あたりファイザーで11.1、モデルナで2.5
女性が94.5%、アナフィラキシーの既往が38.7%、
接種後15分以内が77.4%、30分以内が87.1%
症状は皮膚、呼吸器
原因物質としてポリエチレングリコールの可能性
薬剤や化粧品に広く使用されている物質
●まとめ
現在までの情報では、ワクチンの有効性は高く、
副反応も一過性のものに限られ、
アナフィラキシー以外には
重篤な健康被害はみられていません。
長期的な有効性や安全性の点で
まだ不明な点はありますが、
わが国においてもわが国で承認さ
れたCOVID-19 ワクチンを接種することが望まれます。
なお、ワクチン接種を受けることで
安全が保証されるわけではありません。
接種しても一部の人は発症します。
発症しなくても感染し
無症状病原体保有者として人に広げる可能性
もあります。またワクチンの効果が
どのくらい続くかも不明です。
マスク、手洗い等の基本的な感染対策は維持すべきである。
新型コロナウイルス感染症
東京大学 感染粘液内科 四柳先生の講演
1.新型コロナウイルス感染症は初期の最も感染力の強い時期に症状がない。
このことがすべての対策を難しくしている。
(潜伏期間3日、発症から1週間は軽症が多い)
2.高齢者の施設内感染が現在の最大の問題である。
3.治療薬・予防薬のない現状ではマスクの役割は大きい。
(鼻腔はコロナウイルス受容体が最も多く感染が最も成立しやすい)
4.ワクチンは副作用の割合が高くともそれに見合うだけの効果がある。
5.変異株の広がりをサーベイランスなどにより極力抑える必要がある。
(英国、南アフリカ、ブラジル由来のもの、ワクチンの効果が低下する恐れあり)
COVID-19の現状と対策
国際感染症センター
大曲先生の講演
9割はかぜ症状か無症状
通常のかぜは、10日くらいで治癒(例外:せきは数週間のことあり)
通常のかぜよりも、長引く、2週間たっても改善しない
微熱、のどの痛み、だるさ
1から2割は肺炎、呼吸不全
7から10日くらいで悪化する
だるさのみではじまることもある
数時間で悪化することもある
1%に人工呼吸器が必要
1から2%で致命的
後遺症:平均76%
どの年代でもある
呼吸困難、せき、倦怠感、脱毛、味覚障害、嗅覚障害
20才代では、嗅覚味覚障害が多い。
重症例をのぞき、発症9日目から、ウイルス培養陰性となり、
感染性なしとなることが多い。
新型コロナワクチンの接種順位(当院の外来患者さんの場合)
1.医療従事者等
2.R3年度に65才以上になる方
3.基礎疾患(注1)のある方、肥満(注2)の方、高齢者施設職員
4.上記以外の方
注1:高血圧、狭心症、心筋梗塞、不整脈、心不全、糖尿病、
気管支喘息、睡眠時無呼吸症候群などで通院中
注2:体格指数BMIが30以上