新型コロナウイルス感染症
東京大学 感染粘液内科 四柳先生の講演
1.新型コロナウイルス感染症は初期の最も感染力の強い時期に症状がない。
このことがすべての対策を難しくしている。
(潜伏期間3日、発症から1週間は軽症が多い)
2.高齢者の施設内感染が現在の最大の問題である。
3.治療薬・予防薬のない現状ではマスクの役割は大きい。
(鼻腔はコロナウイルス受容体が最も多く感染が最も成立しやすい)
4.ワクチンは副作用の割合が高くともそれに見合うだけの効果がある。
5.変異株の広がりをサーベイランスなどにより極力抑える必要がある。
(英国、南アフリカ、ブラジル由来のもの、ワクチンの効果が低下する恐れあり)