2023年7月5日水曜日

減量・代謝改善外科治療

 横浜市大

消化器外科

國崎教授の講演


<本邦における減量・代謝改善外科治療の現状と課題>


欧米では年間50万件以上の肥満外科治療

本邦では2014年保険適応となり

年間800件スリーブ状胃切除術


■適応基準

ア:6ヶ月以上の内科的治療でもBMI35以上で、

糖尿病、高血圧、脂質異常症、閉塞性睡眠時無呼吸

のうち一つ以上

イ:6ヶ月以上の内科的治療でもBMI32以上で、

HbA1c8.0以上、血圧160以上、LDL140以上、

AHI30以上のOSASのうち二つ以上


■手術方法

スリーブ状胃切除術のみ保険適応。

本邦では胃癌が多いため、

術後に内視鏡検査が容易な術式。

腹腔鏡下に胃大弯側を細長く切除し、

幅4cm、容量100ml程度にする。

手術時間3hr、出血20ml程度。

術後合併症は、逆流性食道炎、縫合不全、

出血など、発生頻度は低い。


■治療法の特徴

術前に精神科医によるメンタルヘルス評価と

サポートが必須。

欧米では術後に自殺者あり。

術前に自ら5%以上の体重減少を

はかることができる患者さんに限定。

通常、初診時から3から6ヶ月かけて

複数回の多職種カンファレンスを行う。

術後1年で30%程度の減量が可能だが、

リバウンドが30%程度あり。


2023年7月2日日曜日

本日、休日診療所、内科当番。

 コロナ検査陽性は86%でした。

1週間咽頭痛のみの人もあり。

軽症の風邪症状でも陽性でした。

インフルエンザA型陽性者もあり。