予約開始しました。
接種は10月からです。
65才以上は2300円
64才未満は4400円
です。
構造的心疾患とは
●心臓の構造におこる疾患:
弁膜症、肥大型心筋症、心房中隔欠損症など
●大動脈弁狭窄症:高齢化で増えている
2013年からTAVI(経皮的大動脈弁植え込み術)
外科手術のリスクが高い例に適応
手術リスクが低い例でも検討されているが
長期成績はまだ劣る
大動脈の動脈硬化が強いとカテーテルの挿入が困難
TAVI in TAVI:
10-15年で弁機能異常をきたした場合に
TAVI弁の中に二つ目のTAVI弁を入れる
とくに小柄な高齢女性では困難なことあり
●僧帽弁閉鎖不全:
一次性:弁自体の異常によるもの
外科手術が有利
二次性:左心室や左心房の拡大によるもの
MitraClip:弁尖をクリップではさんで逆流を減らす
●カテーテル治療の利点:
開心術後のリハビリが不要
認知レベルが軽度なら可能
●心エコー
大動脈狭窄症の重症度:
・最大流速:右側臥位での右胸壁アプローチ
・低流速・低圧較差:弁口面積は狭いのに流速は早くない
→ドブタミン負荷心エコーを
*症状のある最大流速4m/秒未満の場合:精査を
僧帽弁閉鎖不全の評価:
・一次性:腱索断裂や逸脱→外科的弁形成
・二次性:心室/心房の拡大に伴う弁輪拡大やテザリング
→外科治療の成績は限定的
●進化するTAVI
ガイドラインでは80才以上でTAVI
75才未満でSAVR(外科的弁置換術)を第一に検討
適応拡大:慢性透析患者に対するTAVI、2021年から
外科的生体弁に対するTAVI:
外科的生体弁の内側にTAVI弁を留置
TAVI弁に対するTAV in TAV:
劣化したTAVI弁に対して、再度TAVIを実施
●重症心不全
二次性僧帽弁閉鎖不全を合併することが多い
MitraClip:2018年から日本で実施
機序:僧帽弁自体に構造的異常はない
左心室の拡大や機能低下に伴う
弁支持構造の変化
乳頭筋や腱索が牽引される牽引力と
閉鎖力の低下との不均衡
心房細動に伴う左房・僧帽弁輪拡大
●左心耳閉鎖術
心房細動の最も重篤な合併症が
心原性脳塞栓であり
重症度/致死率が高い。
血栓の90%は左心耳にできる
適応は出血の危険性が高い患者
●卵円孔開存閉鎖術
虚血性脳卒中は
・アテローム血栓性脳梗塞
・ラクナ梗塞
・心原性脳塞栓症
・原因不明の脳梗塞25%:大部分は塞栓源不明の脳塞栓症
このうち卵円孔開存PFOが原因:全脳梗塞の3-5%
PFOの有病率は一般人口の20-25%
新型コロナ感染症による死亡は、ほとんどが高齢者
5類移行から3年経過も、
2024年のコロナ死亡者は約3万5865人(インフルの13倍超)、
9割超が高齢者。
ワクチン接種率は高齢者で約2割と低迷。
2025年
コロナによる入院:約64,600人
インフルエンザによる入院:約24,000人
コロナによる死亡:約21,500人
インフルエンザによる死亡:約6,800人
植え込み型除細動器(ICD)と自動車運転
1960年道路交通法
てんかんや精神疾患などは絶対的欠格事由
病気があるだけで運転免許取得不可
2001年道路交通法改正
病気があっても安全に運転できるかを個別に判断
不整脈による失神やICD患者も運転適性評価の対象
現在、ICD患者が一律に運転禁止ではない。
植え込みの理由やその後の作動状況によって
一定期間の運転制限はあるが
その後の状態が安定していれば運転は認められる。
ICD患者の調査では
運転免許を保有している患者の3割が公安委員会への
届け出を行っていなかった。
運転を希望する患者は、
診断書を公安委員会に提出し一定期間の運転が
認められます。
従来の健康保険証はすべて有効期限が終了しています。
有効期限切れの健康保険証を持参しても受診できるという
暫定的な取り扱いをしてきましたが、
この取り扱いは、R8年7月31日をもって終了しました。
次回からマイナ保険証または資格確認書を必ず持参してください。
おくすりが不足しています
●製造中止
・エチゾラム(抗不安薬):他メーカーに変更
・ブスコパン(腹痛治療薬):後発品に変更
・イドメシンコーワクリーム/ゾル:同種同効薬に変更
・ネリザ軟膏(痔治療薬):同種同効薬に変更
・バルサルタン(降圧剤):他メーカーに変更
・ヘパリン類似物質スプレー:他メーカーに変更
・マックターゼ(消化酵素):同じ成分の薬なし
・ミグリトールOD50(糖尿病治療薬):普通錠に変更
●欠品
・パスタロンソフト軟膏
・テラムロAP(降圧剤):アムロジピンとテルミサルタンに変更
・プランルカスト(抗アレルギー剤):他メーカーに変更
・ラックビー(整腸剤):同種同効薬に変更
<神奈川県保険医協会/第5回市民公開講座>
「医療情報の見分け方講座
~その医療情報、フェイクかも!?
家族を守る視点を身につけよう!~」
●テーマ:「健康・医療情報の見極め方・向き合い方―がんの免疫療法を中心に」
演者:日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科 教授 勝俣 範之 氏
厚生労働省eJIM(イージム):
民間療法をはじめとする相補(補完)・代替療法と、
どのように向き合い、利用したらよいのかどうかを考えるために、
エビデンス(根拠)に基づいた情報を紹介
がんの治療
1.標準的治療がベスト
2.治験:次に考えてもよい
3.先進医療:あまり期待できない
4.自由診療:まったく期待できない
がん拠点病院
腫瘍内科
がんの「ニセ医療」
・保険が効かない
・「がんが消えた!治った!
・体験談(医療広告で禁止)
●テーマ:「補完代替療法への自衛策」
演者:弁護士法人御堂筋法律事務所 弁護士 山崎 祥光氏
危ないのは
・標準的治療を否定する
・病気の予防、治療に効果があるとうたっている
・個人の体験談をのせている
・今だけ、今回割引、など強引な勧誘
怪しいサプリメント:消費者センターに相談を
●クマを森から出さないためには
クマの分布域
40年間でヒグマ1.9倍、ツキノワグマ2倍に拡大
原因
・森の拡大:人間活動が衰退し、耕作地が森に戻った
・緩衝地帯の消滅:クマが分布していた奥山の手前に
中山間地域での農林業活動の消滅
・1999年クマ捕獲上限の設定により獲りすぎないことに
北東北特有の原因
・ドングリの不作
・住人が去った集落跡や高齢化した農山村には
収穫されないカキやクリの果実が多い
対策
・クマの正しい姿を知る
・行政:専門知識を持った職員の配置
・すみわけ:集落周辺に緩衝地帯(ゾーニング)を復活
人里周辺のクマの捕獲
人里周辺の森林の整備
野生動物の問題は自然災害と同様に考えるべき
100年に1回の大雨に備えて堤防を強化すると同様に
数年に1回のドングリの不作に備えて
ゾーニングを実現維持、誘因物や侵入経路を除去すること
●クマ外傷
秋田県では2025年度67例
全国最多の被害
命に別状はなかったというが
鋭利な爪による引き裂き傷
牙による咬創
巨体による体当たりや転倒による鈍的外傷
救命できても
顔面変形
失明
高次脳機能障害
精神的後遺症
ツキノワグマ
オス成獣
頭胴長110-140cm
体重60-120kg
時速50kmで走る
受傷部位
クマは本能的に対象の頭頚部を狙う習性あり
顔面の受傷が86%
上肢67%
頭部63%
顔面損傷
上顎骨、下顎骨、頬骨の開放骨折
眼球破裂、涙道断裂、顔面神経麻痺
上肢損傷
前腕の開放骨折、筋断裂、神経損傷
頚部損傷
気管損傷、食道損傷、頚動脈損傷
睡眠時無呼吸症候群
分類
・睡眠時無呼吸:睡眠中の10秒以上の気流停止
・低呼吸:10秒以上の30%気流低下+3%以上の酸素飽和度低下
AHI:無呼吸低呼吸指数
睡眠1時間当たりの無呼吸と低呼吸の総数
診断
・OSA:閉塞性睡眠時無呼吸
→眠気や疲労感がなくてもAHIが15以上で閉塞性優位
(気流停止時に呼吸運動が持続している)
・軽症:AHI≧5、中等症:≧15、重症:≧30
REI:呼吸障害指数
在宅睡眠時無呼吸検査における測定1時間当たりの呼吸障害の回数
CPAP保険適用基準:R8年6月
AHIが15以上、あるいはREIが30以上で日中の傾眠
アレルギー性鼻炎免疫療法
20年間で有病率29.8%から49.2%に増加
スギ花粉症は16.2%から38.8%に増加
10才から60才で約5割
10才未満や高齢者でも増加
とくに5~20才の増加が大きい
7才までのアレルギー性鼻炎の発症は
気管支喘息の発症リスクを2~7倍高くする
また小児期発症の気管支喘息が
中年まで持続するリスクを3倍に増やす
舌下免疫療法
1980年代から海外で開始
2014年日本で開始
2025年治療薬の増産開始するも
まだ不足している
適応
1.血液検査または皮膚テストで
アレルゲンが確定している
2.一般的な薬物療法で症状や
QOLをコントロールできない
3.薬物療法の減量を希望
4.薬物療法の副作用がある
5.臨床的寛解を希望する
禁忌
不安定な喘息患者
慎重投与
1.抗がん剤、ステロイド投与中
2.がん、自己免疫疾患、重症の心疾患
3.妊娠中
4.口腔内創傷
など
確認事項
1.唯一の根本的治療
2.3~5年の継続的治療
3.全身性副作用や喘息発作の可能性
4.十分に効果が出ない場合もある
5.治療終了後に効果が減弱することがある
投与方法
1.検査でアレルゲンを特定
2.初回投与は院内で30分待機
3.最初の1週間は低用量
4.8日目から高用量
1日1回1分の舌下保持後に嚥下
その後5分間はうがい・飲食しない
スギ舌下錠は、スギ花粉の飛散時期には
開始できない
帯状疱疹ワクチン接種(令和8年度)
●実施期間:令和8年7月1日から令和9年3月31日
●対象者:
1.年度内に65才になる方(昭和36年4月2日から37年4月1日生)
2.60から64才でヒト免疫不全ウイルスによる1級障害の方
3.年度内に70、75、80、85、90、95、100才になる方
(令和11年度までの経過措置)
●予診票:
対象者(60から64才の対象者を除く)には、6月下旬に送付
●使用ワクチン:2種類のうちいずれか1種類を接種
1.生ワクチン:皮下注射1回
2.組換えワクチン:筋肉注射2回(2か月あけて)
●接種費用
1.4,000円
2.10,000円/回、2回接種で計20,000円
●予約:必要
がん検診
65才以上の方(1962(昭和37)年4月1日以前に生まれた方)は、
6種類(胃・肺・大腸・乳・子宮頚・前立腺)の
横浜市がん検診を無料で受けられます。
(当院では、肺、大腸、前立腺のみです。)
慢性腎臓病
推定糸球体ろ過量(eGFR)とは、腎臓がどれくらい血液をろ過できるかを示す指標です。
腎臓には糸球体と呼ばれる構造があり、血液中の老廃物や余分な水分をろ過して尿として排出する働きを担っています。eGFRはこの糸球体のろ過能力を推定する数値であり、腎機能を評価するための重要な指標として用いられています。
eGFR:年令、性別、血清クレアチニン値から計算する
慢性腎臓病は、透析が必要になる末期腎不全だけではなく
心血管疾患や死亡のリスクがある。
平均71才で透析導入。
日本では2000万人、成人の5人に1人が罹患している。
ステージ1から2(正常または軽度低下)
eGFRが60以上、尿蛋白が(-)から(+)以上
尿蛋白が(±)以上または血尿があれば、要再検査
血圧、体重、塩分、糖代謝、高尿酸血症について対応が必要
ステージ3(中等度低下)
eGFRが59から30
とくに尿蛋白が0.5g/日以上や血尿を伴う場合や
3か月で30%以上の腎機能悪化がある場合は
要精査
ステージ4(高度低下)
eGFRが29から15
血圧管理(RA系降圧薬)、SGLT2阻害薬
過度の降圧や脱水をさける
腎性貧血の治療(HIF-PH阻害薬)
ステージ5(末期腎不全)
eGFR15未満
腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)
または
保存的腎臓療法
低血糖に注意(DPP4、メトホルミン、インスリンの減量/中止)
尿酸治療薬アロプリノールの減量/中止
おくすりが不足しています
当院院内採用薬のうち
テラムロAP(降圧薬):入荷せず
バルサルタン(降圧薬):販売中止
イドメシンコーワゾル(外用鎮痛薬):販売中止
イドメシンコーワクリーム(外用鎮痛薬):販売中止
パスタロンソフト軟膏(皮膚疾患治療薬):入荷せず
ブスコパン(腹痛治療薬):販売中止
<高血圧10の真実:2025年>
1.高血圧は、将来の脳卒中・心臓病・腎臓病・認知症の
発症リスクを高める病気です。
2.日本では1年間に17万人が高血圧(脳心血管病)が原因となる病気で死亡しています。
3.日本の血圧コントロール状況は主要経済国の中で最下位レベルです。
4.上の血圧を10下げると脳卒中心臓病が2割減少します。
5.年齢にかかわらず130/80以下にすると脳心血管病が減ります。
6.生活習慣の改善(減塩、減量、節酒、禁煙)で血圧が改善します。
7.日本人の食塩摂取量は1日10gです。6g未満が目標。
8.目標血圧まで下げるには、薬が平均2種類以上必要です。
9.血圧の下げる薬は安価安全で効果があり副作用よりも血圧を下げる利益のほうが大きいです。
10.家庭での血圧測定は高血圧の診断と治療に役立ちます。
<高血圧ガイドライン>
大阪労災HP 総長 楽木先生の講演
2025/8/29発行
●血圧朝活(商標登録申請中)
朝の血圧が130以上で受診しましょう
●降圧目標
診察室血圧130/80未満(家庭血圧125/75未満)
130-139/80-89で低中等リスクの場合は
生活習慣の改善を強化する
●エビデンス
130/80未満の降圧治療は脳心血管イベントを抑制する
慢性腎臓病合併高血圧
従来の140未満より130未満を推奨する
75才以上で蛋白尿陰性ならカルシウム拮抗薬
*利尿剤による腎機能悪化に注意
70-75才以上
130未満のほうが脳心血管イベントを抑制した
ただし
外来通院に介助が必要なADL低下な方では<140
通院が困難な要介護の方では<150
●年齢+90ではないのか
人生50年時代なら50+90で140
人生100年時代では
70+90は160で明らかに危険
●現在の真実は
日本では年間17万人が脳心血管病で死亡
日本の血圧は、主要経済国で最下位レベル
血圧を10下げると脳卒中心臓病が2割へる