2019年9月21日土曜日

9月19日、現代人にマッチした脂質治療

9月19日、現代人にマッチした脂質治療
平光ハートクリニック、平光伸也先生
名古屋の循環器開業医グループで臨床研究をしている先生
日本人のコレステロール摂取量は6倍に増加。
スタチン治療では、コレステロールの合成が抑制されるが、
コレステロールの吸収が亢進することがある。
血中コレステロールは、消化管からの胆汁再吸収による割合が食事由来の3-5倍多い。
この場合、吸収を抑制する薬剤であるエゼチミブの併用が有効である。
近年、スタチンとエゼチミブの合剤が発売された。
食後高脂血症については、エゼチミブが有効であることを報告した。
かくれ家族性高脂血症(FH):LDL200の人、スタチン投与でLDL130に下がったが、本当はFHなので、LDL100以下にしたい。
FHは100人中60人が心筋梗塞で死亡(ふつうは100人中10人以下)。
現代人の問題点:高血圧、脂質異常症、糖尿病、いずれも投薬で改善しうるが、肥満が改善できない場合あり。
心筋梗塞のリスクは30%しか減っていない。こんなに薬を飲んでいるのに!