2021年4月4日日曜日

帯状疱疹の予防

 帯状疱疹の予防

東京病院 感染症科 永井先生の講演

水ぼうそう(水痘)に罹患後、液性免疫(抗体)は持続していても、

加齢とともに、細胞性免疫が低下すると、帯状疱疹を発症する。

日本人の90%以上で水痘帯状疱疹ウイルスが残存している。

50才以上で発症する人が66%、80才までに3人に1人発症する。

50才以上の方に帯状疱疹の予防目的で、ワクチン接種をおすすめする。

二種類のワクチンがある。

・水痘ワクチン(生ワクチン):自費で6000から8000円前後

皮下注射、1回接種、60才以上で予防効果6割、70才以上で4割と低下する

・シングリックス(不活化ワクチン):自費で1回20000円前後

筋肉注射、2ヶ月あけて2回接種、50才以上で予防効果9割、

80才以上でも9割と効果が高い

細胞性免疫が9年間保持されるという報告あり

注射部位の痛み78%、腫れ、発熱、頭痛あるが、3日以内に消失