2019年10月20日日曜日

10月17日、インフルエンザの重症化防止対策

10月17日、インフルエンザの重症化防止対策
名古屋市大 鈴木講師の講演
今年は、夏から沖縄県でインフルエンザが流行している。
数年に一度、同様のことがあった。
亜熱帯では通年性に流行している。
高齢者の症例:歩行困難で発症、高熱あり、インフルエンザA陽性であり、
インフルエンザによる筋炎であった。その後、肺炎も合併した。
高齢者のワクチンの有効性について、
感染や発熱に対する有効性はあまり高くないが、
死亡に対しては、80%以上の有効性あり。
毎年の接種で効果が高まることも示されている。
ただし、A型H3N2に関しては、あまり有効でない。
このため米国では、65才以上の高齢者に、
高用量(4倍)のワクチンが使用されている。
また、肺炎の合併対策には、肺炎球菌ワクチンの併用をすすめる。
そのほか、小児ではマクロライド併用で再感染率低下すること、
妊産婦ではワクチンをすすめること。