<新型コロナウイルス感染罹患後症状>
聖マリアンナ医科大学 総合診療内科
土田知也先生の講演
12月9日
■最も多い倦怠感
身体的な問題および
それに伴う精神的つらさ、社会的な問題あり
症状の背景に合併疾患がないか
■罹患後症状とは
感染後3ヶ月以内に発症し
少なくとも2ヶ月症状が持続
倦怠感、呼吸苦、認知機能障害が主症状
■倦怠感
労作後倦怠感があるか
寝ていると楽か
仕事を始めるとつらい
■クラスター分類
1:倦怠感
2:倦怠感、呼吸困難、胸痛、動悸、忘れやすい
3:倦怠感、頭痛、やる気消失、不眠、不安、気分が沈む、忘れやすい
4:脱毛
5:味覚異常、嗅覚異常
クラスター3が最も休職者が多い
■倦怠感の確認事項
1:現在の生活状況
・仕事、学校に行けるが、疲れやすい
・仕事、学校に行けるが、疲れてかなり限界→すぐに休職、休学すべき
→産業保健センターに相談
・外に出るのもやっと
2:不安感、うつ病の確認
3:体動後に動悸や呼吸困難があるか→起立試験
4:体重増加、筋力低下はどうか
■最近の治療
・上咽頭擦過療法:はじめは痛いけど、効果あり
・反復経頭蓋磁気刺激:ブレンフォグではSPECTでの脳血流低下が改善
■その他
頭痛
しびれ
嗅覚味覚障害
漢方薬:コロナ後遺症 チートシート