2024年12月23日月曜日

第32回横浜臨床医学会

 第32回横浜臨床医学会

学術集談会

12月7日

〇サーファーズ・イヤー:サーフィンで外耳道の骨が肥厚

〇膵癌早期発見における診診連携

〇認知症:行動・精神症状に新しい薬剤

〇赤ら顔:ステロイドより漢方治療を

〇眼瞼けいれん:開瞼困難、ミオキミアとは異なる

ほか

2024年12月22日日曜日

新型コロナワクチンの死亡例は100万回あたり2~6例、感染による死亡例は100万人あたり2000例

 成人のワクチン


■定期接種

A類疾病(全額公費)

・麻疹風疹ワクチン

  1962/4/2-1979/4/1生まれで

  風疹抗体価が低い男性

・HPV(子宮頚がん予防)ワクチン

  1997/4/2-2008/4/1生まれで

  3回の接種が完了してない女性

・日本脳炎ワクチン

  4回接種が完了していない20才未満の男女

B類疾病(一部公費負担)

・季節性インフルエンザ

・肺炎球菌ワクチン

・新型コロナワクチン


■弱毒生ワクチン

麻疹、おたふく、風疹

生体で増殖することで自然感染を

模した強い免疫応答を誘導する


■不活化ワクチン

破傷風、ジフテリア

毒素を不活化して接種したウサギの

血清中に抗体ができることを利用

したのがはじまり。

インフルエンザでは

ウイルスを鶏卵で増殖させ

ホルマリン不活化したワクチンを使用。


従来の方法では細胞培養に時間がかかる。


■mRNAワクチン

病原微生物の感染防御抗原遺伝子を

PCRで増幅して

DNAワクチンを大量に複製できる。

このDNAからmRNAを化学的に合成して

ワクチンを製造できる。

狂犬病ワクチンが最初。

遺伝子配列がわかれば2-3か月で

治験ワクチンが準備できる。


■新型コロナワクチン

ワクチンによる死亡例は

2-6/100万。

日本での感染例は2023年5月時点で

3380万人で死亡例は7.5万人と

致死率は0.2%。2000/100万


■肺炎球菌ワクチン

1988年23価ポリサッカライドワクチンPPSV23輸入

2014年から65才以上の定期接種となったが、接種実施率30%台

2024年8月成人用20価結合型ワクチンPCV20承認


PPSV23の有効性42%

65才以上のインフルエンザ先行ありの肺炎患者の

致死率は28%。


■新型コロナワクチン

mRNAワクチンの臨床試験では

感染予防効果95%。

デルタ株:2回接種で重症予防効果95%、致死率98%低下

オミクロン株:3回接種で重症予防効果85%、致死率99%低下

変異株に対する予防効果:重症化予防効果あり

推奨接種頻度:高齢者、基礎疾患、医療従事者などは6か月に1回


■RSウイルスワクチン

高齢者ではRSウイルス感染により

現病の悪化、肺炎併発で入院となることあり。

とくにCOPD、慢性心不全、慢性腎不全


■HPVワクチン

2019年子宮頚がん10789例

2020年死亡数2887人

ともに増加傾向。

名古屋スタディ:

HPVワクチン接種後の24症状について

ワクチンと症状の関連性はない。


■帯状疱疹予防ワクチン

帯状疱疹後神経痛(PHN)も問題。

〇乾燥弱毒生水痘ワクチン

3年間で発症予防51%、PHN予防67%

7-11年後では、21%、35%と減衰する。

〇乾燥組換え帯状疱疹ワクチン

50才以上、70才以上で

予防効果97、90%

10年後73%


2024年12月3日火曜日

血尿

 

血尿

肉眼的血尿:尿1Lに血液1ml以上

顕微鏡的血尿:

尿中赤血球(R5/HPF以上

尿試験紙で1+以上(R20/μL

 

尿中R形態

非糸球体性:Rの形状が均一

糸球体性:変形R、細胞円柱*

 

*硝子円柱に細胞が封入されてできる

時間経過とともに顆粒円柱、ろう様円柱となる

 

コロナワクチン接種後の血尿:IgA腎症

 

尿路上皮癌のリスク

低リスク:男<40才、女<50才、R5-10個、半年以内に再検査

中リスク:R11-25個、危険因子**あり、膀胱鏡/超音波検査+尿細胞診を

高リスク:年齢≧60才、R25個、喫煙、肉眼的血尿の既往、膀胱鏡、CT、尿細胞診を

 

**危険因子:ベンゼンや芳香族アミンへの暴露、排尿刺激症状、フェナセチンなどの鎮痛薬多用

骨盤放射線照射の既往、シクロホスファミドの投与歴、尿路への異物長期留置