2024年2月4日日曜日

子宮頚がん予防ワクチン接種に関する研修会

 HPVワクチン接種に関する研修会

2024年2月4日


■子宮頚がん

60-70%はヒトパピローマウイルス(HPV)の

16または18型が原因。

一度でも性交渉のあるすべての女性に

リスクがある。

最近子宮頚がんの死亡者が増加

毎年3000人が死亡

とくに20-49才で多い。


■HPVワクチン接種の現状

生まれ年度ごとの累積初回接種率は

1997から1999年度生まれでは70-80%

2000から2005年度生まれでは10-30%


■接種後症状

単回の診察では確定できない。

重大な器質的疾患を否定していく。

病態が一つの原因では説明困難な場合は

1ヶ月程度何回か受診してもらい、

必要な検査を行い

器質的な重篤な病気ではないことを

確認する。

痛みの場合、神経系の変調によって起きた

痛みであり運動は可能なこと、

本人のせいではないこと

少しずつ体を動かしていくと

たとえ痛みがあっても生活できるようになること

リハビリのすすめ

アセトアミノフェンやイブプロフェンを選択

ベンゾジアゼピン系や筋弛緩剤は使わない

HPVワクチンとの関連性は証明されていないが

困っている人がいるのは間違いない。


■接種後の症状で受診した患者さんの数

2023年度4月から11月分

協力医療機関71施設において

ワクチン納入数9万から19万本に対して

新規受診患者数は4から20名