2026年2月12日木曜日

肺炎球菌ワクチン接種の変更

 肺炎球菌ワクチン接種の変更


●定期接種(65才)

2025年度の定期接種ワクチンは

23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン

(PPSV23:ニューモバックス)である。


2026年度からの定期接種ワクチンは

20価肺炎球菌結合型ワクチン

(PCV20:プレベナー20)になる。


●再接種(自費)

PPSV23について

従来は5年ごとに同じワクチンの再接種。

今後の再接種は、1年以上あけて

20価肺炎球菌結合型ワクチン

(PCV20:プレベナー20、9900円)

または

21価肺炎球菌結合型ワクチン

(PCV21:キャップバックス、12100円)


PCV20について

再接種は、1年以上あけて

21価肺炎球菌結合型ワクチン

(PCV21:キャップバックス、12100円)


●参考

65才以上の重症肺炎における血清型のカバー率は

PPSV23で51%、PVC20で50%、PVC21で78%


●莢膜ポリサッカライドワクチンと結合型ワクチンの違い


PPV23には肺炎球菌の莢膜多糖体が抗原として含まれ、B細胞を活性化。活性化されたB細胞の一部が形質細胞に成熟しIgMを産生。B細胞のみの活性化であるため、免疫学的な記憶は誘導されない。


PCV20では、莢膜多糖体抗原にキャリアタンパクが結合しているため、樹状細胞に貪食されT細胞が活性化され、IgGを産生するとともに、メモリーB細胞が誘導されて免疫記憶が誘導される。

長期的な免疫の持続:結合型ワクチンは、体内で「免疫記憶」と呼ばれる仕組みを確立させ、長期間にわたって免疫が持続する。

より強力な免疫応答:従来の多糖体ワクチンと比較して、より質の高い抗体産生を促すことができる。