2025年12月15日月曜日

高血圧10の真実

 高血圧10の真実

1.高血圧は、将来の脳卒中・心臓病・腎臓病・認知症の

発症リスクを高める病気です。

2.日本では1年間に17万人が高血圧(脳心血管病)が原因となる病気で死亡しています。

3.日本の血圧コントロール状況は主要経済国の中で最下位レベルです。

4.上の血圧を10下げると脳卒中心臓病が2割減少します。

5.年齢にかかわらず130/80以下にすると脳心血管病が減ります。

6.生活習慣の改善(減塩、減量、節酒、禁煙)で血圧が改善します。

7.日本人の食塩摂取量は1日10gです。6g未満が目標。

8.目標血圧まで下げるには、薬が平均2種類以上必要です。

9.血圧の下げる薬は安価安全で効果があり副作用よりも血圧を下げる利益のほうが大きいです。

10.家庭での血圧測定は高血圧の診断と治療に役立ちます。

2025年12月10日水曜日

当院採用薬のうち製造中止のくすり

 テラムロAP(降圧剤):他メーカーも納品困難

テルミサルタン(降圧剤)

ミグリトールOD錠(糖尿病治療薬)

テオドール(喘息治療薬):他剤に変更

シロスタゾール(抗血小板薬)

マックターゼ(消化酵素薬):代替薬なし

ネリザ軟膏(痔治療薬)

イドメシンコーワゾル(鎮痛薬)

イドメシンコーワクリーム(鎮痛薬)


代わりのメーカーないし代わりの薬剤があるものと

ないものがあります。


2025年12月1日月曜日

高齢発症のてんかん

てんかんは100人に1人

小児・青年と高齢者の2峰性の分布

高齢発症が増えている

抗てんかん薬の反応は良好

背景病態:脳血管障害、中枢神経感染症、

脳腫瘍、頭部外傷、認知症など

原因不明も3-4割

MRI:軽度海馬委縮、虚血性白質病変

70%は側頭葉てんかん

症状:口をもぐもぐ、手をもぞもぞ、

呼びかけに反応しない、目の焦点が合っていない

発作前後の記憶がないなど

数分で終了、その後、徐々に回復