令和3年度院内感染対策講習会
愛知医大 三鴨先生
COVD-19
臨床像
初期症状:発熱98%、咳嗽78%、筋肉痛倦怠感44%など
とくに37.5℃程度の発熱と強い体のだるさ
嗅覚・味覚障害のことあり
軽症では感冒様症状が7日程度で回復
中等症ではその後10日くらいで肺炎を起こし回復
重症では、重症肺炎となり、ARDSを合併すると半数が死亡
後遺症が6ヶ月から1年残ることあり
18才未満では入院例は少ない
25-49才で最も入院が多い
重症は65才以上で多い
家庭内感染:20才未満は感染しにくいが感染させやすい
重症化:50才以下では0.3%、60才以上では8.5%
死亡:50才以下では0.06%、60才以上では5.7%
合併症:死亡例の剖検では7/12で血栓あり、
下肢深部静脈血栓による肺塞栓あり。
心臓MRIでは回復後2Mでも78%で心筋炎症あり。
画像(CT):スリガラス影、両側性、びまん性、末梢優位
予後不良:リンパ球<1000、Dダイマ>1.0