2021年8月13日金曜日

令和3年度院内感染対策講習会、新型コロナ感染症

 令和3年度院内感染対策講習会

愛知医大 三鴨先生

COVD-19

臨床像

初期症状:発熱98%、咳嗽78%、筋肉痛倦怠感44%など

とくに37.5℃程度の発熱と強い体のだるさ

嗅覚・味覚障害のことあり

軽症では感冒様症状が7日程度で回復

中等症ではその後10日くらいで肺炎を起こし回復

重症では、重症肺炎となり、ARDSを合併すると半数が死亡

後遺症が6ヶ月から1年残ることあり

18才未満では入院例は少ない

25-49才で最も入院が多い

重症は65才以上で多い

家庭内感染:20才未満は感染しにくいが感染させやすい

重症化:50才以下では0.3%、60才以上では8.5%

死亡:50才以下では0.06%、60才以上では5.7%

合併症:死亡例の剖検では7/12で血栓あり、

下肢深部静脈血栓による肺塞栓あり。

心臓MRIでは回復後2Mでも78%で心筋炎症あり。

画像(CT):スリガラス影、両側性、びまん性、末梢優位

予後不良:リンパ球<1000、Dダイマ>1.0