佐江戸内科循環器科
2025年11月25日火曜日
12月2日以降の保険証について
2025年11月23日日曜日
アイフレイル
アイフレイル
加齢に伴う目の機能低下
・目が疲れやすい
・夕方になると見えにくい
・まぶしく感じる
・まっすぐの線が波打って見える
など
視機能障害
1.緑内障
2.網膜色素変性症
3.糖尿病性網膜症
4.黄斑変性症
老視:50才代に調節力ほぼ喪失
白内障
・原因:加齢、アトピー性皮膚炎、糖尿病など
・水晶体の混濁部位により進行が異なる
・前立腺肥大の薬(α遮断薬)は手術に影響がある
眼瞼下垂
・加齢などによりまぶたが下がる
・頭痛、眼精疲労などをきたす
・まぶたをこすりすぎないこと
・治療は保険適用
IT眼症
・PC画面は63.5cmはなす(腕を伸ばした距離)
・スマホは30cmはなす
ドライアイ
・涙液減少
・水濡れ性低下
・蒸発亢進
サギングアイ症候群(斜視)
・眼窩内の結合靭帯の加齢性変性
・60才以上
・ぼやける、焦点が合わない
緑内障
・40才以上の5%
・早期発見が重要
・正常眼圧が64%
加齢黄斑変性
・視野の中心部に暗点や変視
・黄斑部に新生血管ができる場合は進行早い
・新生血管からの漏出により網膜浮腫・剥離
・硝子体注射
黄斑上膜・黄斑円孔
・硝子体が加齢により収縮
・それにより網膜剥離をきたすことが原因
・物がゆがむ、左右の目で物の大きさが違う
・手術治療
糖尿病性網膜症
・年1回は眼科受診
・レーザー治療
・硝子体注射
2025年11月2日日曜日
原発性アルドステロン症
■特徴
・慢性的に副腎からアルドステロンを過剰分泌
・治癒可能な二次性高血圧
・従来の想定よりも高頻度
・治療抵抗性の高血圧
・脳心血管疾患が多い
■高有病率の病態
・低K血症(利尿剤投与例を含む)
・治療抵抗性
・40才未満
・未治療時150/100以上
・副腎腫瘍合併
・若年での脳卒中
・SAS合併
■スクリーニング検査
・早朝空腹時、安静臥位
または午前中の座位
・Ca拮抗薬やα遮断薬に変更後
または降圧剤内服したまま
・アルドステロンCLEIA法
■新基準
・血漿アルドステロン濃度/血漿レニン活性比≧100
または
血漿アルドステロン濃度/活性型レニン濃度比≧20
・血漿アルドステロン濃度≧60
両者を満たせば暫定陽性
■MR拮抗薬の用量調整
血圧の正常化
血清Kの正常化
レニン抑制の解除
(血漿レニン活性>1.0または活性型レニン濃度>5.0)
2025年10月26日日曜日
肺炎球菌ワクチン
<65才以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン>
2025年9月30日改訂
2013年13価ワクチン(PVC13)小児用
2014年23価ワクチン(PPSV23:ニューモバックス)成人定期接種開始
2014年13価ワクチン、成人に適応拡大
2022年15価ワクチン(PCV15:バクニュバンス)
2024年20価ワクチン(PCV20:プレベナー20)が小児定期接種
2025年7月プレベナー20が高齢者定期接種の方針決定
2025年8月21価ワクチン(PCV21:キャップバックス)承認
65才以上の成人
●PPSV23未接種者
1.PPSV23(65才は定期接種)
2.PCV20
3.PCV21
4.PCV15→1-4年以内にPPSV23
●PPSV23既接種者、1年以上あけて
1.PCV20
2.PCV21
*PPSV23の再接種は推奨しない?
現時点では、定期接種はニューモバックスのみ。ほかは任意接種。
2025年10月18日土曜日
がん診療2025
がん診療2025
■疫学
部位別がん死亡数
男:肺、大腸、胃
女:大腸、肺、膵臓
部位別がん罹患数
男:前立腺、大腸、肺
女:乳房、大腸、肺
■原因
男:喫煙、感染、飲酒
女:感染、喫煙、飲酒
感染:肝炎ウイルス(B型、C型)、ピロリ菌、
ヒトパピローマウイルス(子宮頚部)
■大腸がん
免疫便潜血検査の感度
進行腺腫:418-31%
浸潤がん:66-80%
大腸がん検診の受診率
男:49%、女:43%
精検受診率:70%(5つのがん検診で最も低い)
がん罹患数の第1位(男女合わせて)
がん死亡数の第2位(男女合わせて)
動物性脂肪や赤肉の高摂取がリスク
■肺がん
がん死亡の第1位
喫煙者と非喫煙者の死亡リスク比
4:1
がん罹患数の第2位
喫煙者では進行が速い
非喫煙者では進行が遅い(脳転移、骨転移)
原発性肺がん
1.非小細胞がん90%:腺がん、扁平上皮癌
2.小細胞がん
腺がんが最も多い
喫煙者:扁平上皮癌と小細胞がんが多く
非喫煙者の13-18倍かかりやすい
転移性肺がん
原発:大腸、腎、乳房の順に多い
■胃がん
90%以上にヘリコバクターピロリ菌の感染が関与
がん罹患数および死亡数:ともに第3位